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氷見の魚。おいしいのには、ワケがある。

サブサイトタイトル5分で分かる氷見のこと

ページID:0007820掲載日:2020年5月4日更新印刷用ページを表示する

豊富な河川水が漁場環境をつくる

3000m級の険しい立山連峰と山並みからの雪解け水や雨水は、森林を通って河川に流れ込み、やがて海へとたどり着きます。この河川水は、森林で有機質をたくさん蓄えており、海ではプランクトンを培養します。
富山湾は、7大河川が流れ込んでいることから、魚のエサとなるプランクトンが多く、絶好の漁場環境なのです。

富山湾の地形が氷見の漁業のすべて

富山湾の地形

富山湾の海底は、陸上と変わらぬ山あり谷ありといった起伏の富んだ複雑な地形といわれ、沿岸部から急勾配に深くなり、水深1000m以深にも及びます。この一気に湾底まで落ち込む斜面を「海底谷」、いわゆる「ふけ」と呼びます。
この谷底に向かって、大陸棚からプランクトンを培養する有機質が流れますが、逆に魚たちは「ふけ」沿いに大陸棚に向かって浮上するため“ふけぎわ”は格好の漁場となります。ここは、魚たちにとってプランクトンを食べたり、産卵をするのに快適な場所なのです。
そんな富山湾の中でも氷見沖は最も大陸棚が発達しているため、この“ふけぎわ”が多く存在し、古くから漁業が盛んで、今も40数ヶ所もの定置網が設置されており、県内随一の漁獲量を誇っているのです。

魚種の多さは海水にある

海流の流れ

富山湾、そして氷見の漁業を語る場合、魚種の多さに注目すべきでしょう。
富山湾の海水は河川等の影響を受けた塩分の低い沿岸表層水、その下層に200から300mの厚みを持った温かい対馬暖流系水が反時計まわりに流れ込んでいます。
そして300m以深には水温1℃以下の日本海固有冷水(深層水)があります。
また、能登半島が定置網の一部のように張り出しているため、回遊魚が入り込みやすく、湾内は年間を通じて穏やかな日が多いのです。
これらの条件によって、暖水性から寒水性まで、多種多様な魚が水揚げされるのです。

鮮度へのこだわり

氷見漁港イメージ 氷締め 

漁場が漁港に近いという利点が鮮度に影響しています。
また、捕れた魚は少しでもそのままにしておくと鮮度が落ちるので、沖合ですぐ水氷でしめ、魚を瞬時に仮死状態にします。
このように鮮度保持に努めているのです。
さらに捕れたての魚は傷つけないよう船上で分別する努力がなされ、市場ではすばやくセリ落とされ、午前中には店頭に並びます。

魚イメージ

この鮮度へのこだわりが、関係者に受け継がれ、キトキト(富山弁で新鮮の意味)のまま私たちの食卓に運ばれるのです。

刺身イメージ

このように富山湾は全国的な好漁場で、「天然のいけす」とも呼ばれ、その魚の美味しさは他と一味も二味も違います。
ぜひ氷見で魚料理を味わってください。

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