印刷用ページを表示する 掲載日:2016年2月29日更新
氷見のお魚ガイド
富山湾は日本海側のほぼ中央に位置する外洋性内湾で、海底は沿岸部から急勾配に深くなり水深1000m以上にも及びます。
その湾奥部に向かう斜面をふけ(海底谷)と呼び、ふけぎわは栄養豊かで、おいしい魚たちの海底牧場となっているのです。
また湾内の、対馬暖流系水と日本海固有冷水塊(深層水)の存在によって、ブリ・マグロ・カマス等の暖流水系や、寒流水系、深海系の魚たちが泳ぎまわり、四季を通じてまさに魚天国。
なかでも氷見沿岸は大陸棚が最も発達しているため、ふけから大陸棚へ浮上、遊泳してくる魚群をキャッチする絶好の漁場なのです。
そこに仕掛けられる網は、なんと天正年間(1573から)に始まったとされる台網(藁台網)がルーツです。
その後幾多の改良がなされ、今では「定置の氷見」と呼ばれるまでになりました。